2016年11月23日水曜日

ぬるま湯につかったような生き方は不幸を招く。

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困難に堪えて居る時分には
非常な困難でも随分辛抱し易いが、
安楽に慣れて居ると
少しの辛抱すら辛いようになるものであると深く感じました。


河口 慧海 かわぐち えかい
黄檗宗僧侶

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怠惰




人は、自分も、比較して自分の立ち位置を理解します。



世界の貧しい国と比べて幸せだと感じる。


世界の裕福な人と比べて、不幸だと感じる。




他国や他者と比較するだけでなく、
自分とも比較して立ち位置を理解します。




ずっと裕福な家庭で育った人は
多少の貧乏生活にも耐えがたいほどの苦痛を感じるでしょう。



ずっと貧乏で育った人にとって、
たまのロイヤルホストが
超高級料理のように感じるなんてことも。




どっちが幸せかと決めつけることはできない。


でも、こと我が子を育てるときは
このことに注意をしなければならない。



ぬるま湯の環境で育てていけば、
ぬるま湯から出られない人間になってしまう。



一億総中流と言われた日本。



ある程度の生活ができている子どもたちだからこそ
あえて負荷をかけて、
厳しい環境を与えてあげることも必要かもしれません。



これは子どもだけではなく
自分に対しても。



ちょっと階段を使ってみる。
そんなちょっとの負荷を積み重ねて、
安楽な状況を少しでも変化させることが
幸せに生きるコツだと思います。