2016年9月26日月曜日
人生の豊かさは心のもちよう | 新渡戸稲造
人がその生涯の中で遭遇する物事は
善意にも悪意にも解せられるものが多く、
物そのもの、事そのこと自体は
絶対的に善でもなく悪でもない場合が多い。
したがって、
人生成るものはめいめいの心の置きよう、
すなわち心の持ちようによって、
どうにでも取れる。
新渡戸稲造
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新渡戸稲造は昔の5千円札の肖像画で有名。
さらには、武士道を外国に知らしめた人物で
その武士道の本は逆輸入という形で
日本でも有名になっています。
そんな新渡戸稲造さんの言葉に
人生の真理を現したものがありました。
満員電車の中で
急いでいる人と肩がぶつかったとします。
イラッときますが、
もし次の様な背景があれば
許せるものです。
その人は1時間前に
娘が交通事故にあったとの連絡をうけた。
仕事を切り上げて
急いで病院に駆けつける途中。
そこであなたと肩がぶつかった。
最初、何も知らない状態であれば、
イラッとするような状況も
自分の心のもちようで
大きく印象が変わるものです。
物事の良い面、悪い面も同じように
自分の考え方1つで
どちらにもとれることが多いもの。
だからこそ、
自分の心をプラスの面を見つめることができるよう
日頃から習慣化していくことが
人生を豊かに生きるコツではないでしょうか。
そんなことを学ばせてくれる
新渡戸稲造さんの言葉でした。