むしろきずやいびつの中にこそ、
美しさがある。
人斬り以蔵
シンプルな言葉なんだけど、
これは私が大切にしている考え方なんです。
いたってまともな生き方ってのも
素敵なものなんだと思います。
でも、正統派で何の落ち度もない人には
魅力を感じにくいんですよね。
それよりも味があって、
独特の異臭を放ち、
ぱっと見て記憶の奥に飛び込んでくるような
人に魅力を感じるんです。
日本で教育されて生きてくると
金太郎あめのごとく、横を見て
同じような感じでいればある程度は幸せ
というような価値観を植え付けられていた気がします。
でも、自分で気づく日がきました。
自分らしさってのは
取り繕って見た目をきれいにするんじゃなくて
そのままの傷があり、歪な形の自分を
そのままさらけ出したときに
相手が勝手に受け取って
「らしさ」を感じてくれるものなんじゃないかなと。
人斬り以蔵の本を読みながら
そんなことを思い出したのした。
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