2016年3月14日月曜日

反射的人間ではなく創造的人間を!

調練とは、集団の中で動くすべをさとらせる訓練である。

それも頭でさとらせず、体でさとらせる。


くりかえし同じ動作を訓練させることによって
どのように惨烈な戦況下でも
身体の方が反射的に前へゆくゆくようにしてしまう。

ある号令をきけばとっさに散開し、
ある号令をきけばとっさに伏せ、
ある号令をきけば敵に向かって突撃する。

恐怖が足を食い止めるゆとりをなくするのである。
すべての戦士を反射運動の生き物にしてしまう。


                       小説「」 より





これは戦国の世について書いてある内容ですが、
不思議と今の世の中にも当てはまります。



時代は進化しているはずが、
児童期から大人になるまでずっと繰り返し行っている訓練がこれ。


ずっと反射運動的な力を高めているような教育が
行われているものです。


上からの命令には従順な人間を創ることができるでしょうが、
時代が進むにしたがって必要になる力は別のところにあります。



反射ではなく創造。



創造的に未来を創っていける人間が
これからは活躍していく時代となります。




現代社会の教育について
考えさせられる言葉でした。

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