2016年2月29日月曜日
成功したければ思いあがれ!
人間、思いあがらずに何ができましょうか。
美人はわが身を美しいと思いあがっておればこそ、
より美しく見え、また美しさを増すものでございます。
才ある者は思い上がってこそ、
十の力を十二にも発揮することができ、
膂力のある者は我が力優れりと思えばこそ、
肚の底から力がわきあがってくるものでございます。
国盗り物語
これも若いころに読んだ小説の好きな一説です。
世の中で何かしらの影響力を持っている人は
誰もが少なからずは思い上がっているものです。
思い上がりというのは本来悪い意味で使うことが多いでしょう。
では思い上がるの本来の意味です。
思い上がる・・・
本来なら謙遜すべき自分の優れた性質、能力などに得意になる。
日本人は謙遜文化です。
自分を下げる言葉づかいなどは山ほどあふれています。
謙遜は日本人の美徳ではありますが、
自分たちの足を引っ張っているのも事実です。
本当にうまいラーメン屋がある。
看板も出さず路地裏にひっそりと誰にも知られずに。
誰にも知られなければ売れません。
誰にも知られなければ存在しないのと同じです。
自分の才に少しは思い上がる方が
仕事も人生もうまくいくような気がしています。
傲慢にまで傾いてしまうのではなく、
少し思い上がる程度が
謙遜が沁みついている日本人には
ちょうど良いのではないでしょうか。
そんなことを思い出させてくれる
若かりし頃に好きだった名言でした。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿