2016年11月12日土曜日
簡単なことを複雑に考える馬鹿
バカな奴は単純なことを複雑に考える。
普通の奴は複雑なことを複雑に考える。
賢い奴は複雑なことを単純に考える。
稲盛和夫
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この意味は
歳をとると良くわかってくるようです。
若いころほど理屈ばかりを並べ、
簡単に言えることもあえて
小難しく伝えるような文章を書いていました。
自分を良く見せたい。
賢く見せたい。
そのような変なプライドが
邪魔していたんだと思います。
それが歳を増すにつれて
余計な装飾は削り落としたいという
感覚が芽生えてきました。
自分のことを
良く見せようという意識が
かなり減ったからかもしれません。
稲盛さんの言葉は
かなり真理をついています。
例えば、仕事の問題。
何かトラブルが起きたとき、
会社内の新人だったり、一般社員ほど
あたふたあたふたしてしまう。
役職が上がるごとに
全体を俯瞰した指示を出せるようになります。
一般社員は目の前のことだけを
見つめているから
なかなか解決法を見つけられない。
役職は高いところから眺めているから
どこを解決したら根本なのかが
理解できる。
物事を眺める立ち位置の違いで
問題をシンプルにとらえたり、
複雑にとらえたりすることが
変わってくるものです。
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そういえば、政治家も同じですよね。
中途半端な政治家ほど
知に角が立ち、
簡単に言えることを
複雑な専門用語で伝えようとしてきますね。
相手の立場になって
考えることができないんでしょう。
複雑な社会問題を
単純化して伝えることができるのが
頭が良い政治家なんだと思います。
シンプルな考え方、生き方を
していきたいと思う名言でした。