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われわれは、
幸福になるためよりも
幸福だと人から思われるため
四苦八苦している。
幸福になるためよりも
幸福だと人から思われるため
四苦八苦している。
ラ•ロシュフコー
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自分の幼少期からの教育を振り返ってみると、
他人からどう思われているかを
叩き込まれてきたと感じる。
この他人からどう思われているかは
自分を律するためにはとてもよく働いてくれる。
が、もろ刃の剣の側面もあって、
自分の心を傷つけることがある。
何がしたいか?
ではなく、何をしている自分だと思われたいか?
自分が何がほしいか?
ではなく、
これをもっていることで他人からどう思われたいか?
あげればきりがないけど、
どんどん自分の本音から遠ざかってしまうことがある。
だからこそ、
このラ・ロシュフコーの言葉は
もう一度自分に返れと教えてくれているようだ。
1度しかない人生を他人にどう思われるかのために生きる。
これほどもったいないことはない。
他人なんて実は自分が考えているほど
人の人生にそんなに興味ないもの。
どう思われるかなんて気にしているうちに
人生の時計の針は刻一刻と時を刻み続けている。
いつか自分が死を目の前にしたとき、
何を考えるだろうか。
もっとこう思われたかった!
なんてことを考えないだろう。
自分の心の中に答えはある。