2016年1月19日火曜日

子どもを直してやろうとする前に大人自身が改める



子供たちのことで、
何かを直してやろうとするときにはいつでも
むしろわれわれのほうで改めるべきことではないかと、
まず注意深く考えてみるべきである。

                      心理学者ユング




この言葉は自分に対しても
反省すべきことを気づかせてくれる言葉です。


子供には心から成長してほしいと思う気持ちは
親なら誰もがもっているもの。


でも、我が子がこの期待に応えることができないとき、
期待の強さに比例して親の心は乱れるものです。


その乱れを悪い形で我が子にぶつけてしまい、
後悔した経験は大なり小なり誰にもあるものだと思います。



ユングの言葉は
少し冷静さを無くして子供にばかり改善を求めたくなる自分を
ふと冷静にしてくれます。


親として自分に改善点がないかどうか
それをしっかりと振り返ることが大切だと
語りかけてくれます。


何回注意しても忘れ物が減らない子がいるとします。


子どもへ向けた視点を自分に向けてみると、
確かに親である自分が台所周りや、
洗面台周りが片付けられていないなんてことがあるものです。


人の話を聞きなさいと指導しながら
子供の話を自らは何かの作業をしながら
片手間で聞く教師もいるものです。


自虐的になる必要はなくても
常に自分に改善すべき点はないかを
振り返ることは決して無駄にはならず
得ることがあることでしょう。



そんなことを気付かせてくれる
素敵な言葉でした。

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