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見てくれた人が１万人いたら、
そのうち１人だけでもいいから、
その人の人生を変えてしまうような
力のある作品を作りたい。
新海 誠 アニメーション映画監督
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君の名は。
が爆発的なヒットとなりました。
私も劇場に見に行きましたが、
本当に感動しました。
新海誠さんの言葉は
爆発的ヒットとは逆を行っていそうですが
私はそうは思わないのです。
１万人にウケる映画をはじめから創ろうと思ったら、
誰もが好きということは
その映画はどんどん無色になっていってしまいます。
誰にも好かれる＝誰からも嫌われない
誰からも嫌われないのは
色がなければいいんです。
でも、１人に喜ばれる、１人を感動させられる
と視点を変えたら、
自分の色が出てくるはずです。
しかもぐっとぐっと濃い色が出せるはず。
その濃い色があるからこそ
強烈に嫌いという人も出ますが、
強烈に好き！という人が出る。
さらには、興味が無かった人も
その強烈に好き！という熱量を感じて
観に行き、どんどん興行収入が増えていったのでしょう。
万人に好かれようとするのではなく
ただ大切な１人に好かれれば良い。
そんな意識で人々が生きていけたら
もっと自分もらくになるし、
もっと色とりどりの社会になるんでしょうね。
