「ねぇ、ママぁ~」
と言えばスネ夫の有名なセリフです。
甘えん坊で忍耐力ゼロに等しい。
さらに、プライドが高く、人を見下す。
まだまだ特徴をかけますが、
嫌な要素満載キャラですね^^;
我が子の【スネ夫化】を阻止するために
心にとめておきたい言葉を紹介します☆
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子どもを不幸にする一番確実な方法は何か。
それをあなた方は知っているだろうか。
それはいつでも何でも手に入れられるようにしてやることだ。
ルソー(フランスの哲学者)
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スネ夫は何でも手に入る状態です。
欲しいものはすぐ買える。
食べたいものは何でも食べられる。
我慢するということを学ぶ機会が
極端に減ります。
かろうじてジャイアンが良き教育者ですw
過度でない限り、
我慢するということは
人間の脳の前頭葉を発達させます。
この前頭葉が発達しているかどうかが
人間とサルを分ける重要なポイントです。
前頭葉は額の後ろに位置していて
自分の行動をコントロールするときに
活発に働きます。
ここが鍛えられずに大人になると
我慢ができない人になってしまいます。
ハロウィンで仮装して街にゴミをポイ捨てする人たちのように。
しかし、大人の社会では
我慢しなければならないことは山ほどあります。
会社で出世をしたければ
コツコツと努力をする必要があります。
すぐにやりたい部署につけるとも限りません。
嫌な仕事であっても
家族ができたりすれば
そう簡単に転職するわけにもいかないでしょう。
価値観の違う夫婦で生活することですら
我慢の連続です。
この様に我慢しなければならないことの方が
多いのが社会の現実でしょう。
そこに我慢できない自分が放り出されたとすれば
それほど苦しいことはありません。
まさに不幸です。
だかこそ、
子どもの我慢できる力を育てることが
大切なんです。
贅沢な暮らしが悪いわけではありません。
裕福な家庭であるかどうかが大切なのではなくて、
我慢する力を育てるために、
我慢する機会があるか否かが大切なんです。
レストランなどで子どもが喉が渇いたと言う前に
先回りして飲み物を差し出したり、
水を飲みなさいと命令している姿を見かけることがあります。
ちっぽけなことでも
積もり積もれば前頭葉の発達の邪魔をしているわけです。
喉が渇いたなぁ。
水を飲みたいな。
だったら人にお願いしなければ飲めない。
このちっぽけなことでも
人にお願いするという少し面倒なことを
我慢して行う必要があります。
ちっぽけですが我慢することにつながっているんです。
気が利きすぎる素敵な親が
かえって子供の教育にとってはマイナスになるんです。
おもちゃを山ほど買い与えるのではなく
記念日まで待たせる。
「喉が渇いた?」
家にいるんだったら
「自分で冷蔵庫まで取りに行きなさい。」
そんな些細なことからスタートです。
子育てでは、
【いつでも何でも手に入る状態にさせないように】
少し心にとめておきたいルソーの言葉でした。
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